March 7, 2011
修養団伊勢道場 みがく特別講習会を受講して

生まれただけで凄いんだ

生きていることが素晴らしい

先日参加させて頂いた修養団伊勢道場のみがく特別講習会で、大切にされている一言である。

言葉が思考を形作り、行動を決め、そして人格を形成する。上記の一言によって形作られた人格を持つ人と出会えるならば、それは必ずやステキな出会いになる。

もちろん、その一言を日々思い出し、生活の一部として活かすことは簡単ではない。なぜならその一言を聞いた時に、「ちょっと嘘っぽい」、「で、だから?」と思ってしまうからだ。

人生における正解は単純で、あまり魅力的ではない。”当たり前” に思えるからである。だからこそ映画は波乱万丈にまとめられており、ハッピーエンドという “当たり前” が非常に特別なこととして描かれている。

みがく特別講習会においても、当たり前が当たり前でないように感じられるように様々な取組みを実施するのである。

代表的な取組みが五十鈴川(いすずがわ)への水行の儀式である。

夜9時頃の、観光地は思えないほどひっそりとした時間に、80名ほどが褌姿で、水温が数度の川に入り、ケガレを落とすのである。星がしっかりと見えるほど、街の灯りはなく、神聖な儀式だと感じられる。

そして全員が五十鈴川に入り、静かになった時に、明治天皇が編まれた短歌を読むのである。

五十鈴川清き流れのすえ汲みて心を洗へ秋津島人(あきずしまびと)

全身が急激に冷えて刺されているような感覚の中、胸が圧迫されて声が出しにくい。声を振り絞り、何とか短歌を読むことができた後、一刻も早く川から出たい欲求を必死に抑えながら、今までの行いの反省とこれからの生き方の決意表明をするのである。

続く

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