サクっとGEヘルシーマジネーション大賞の1次審査に漏れたので、ブログに掲載する(涙。
東日本大震災が起ころうとも起こらずとも、日本の医療現場には大きな問題がある。
1. 電子カルテシステム
情報化社会にもかかわらず、未だに個々の患者の診察結果等の情報が一元管理されていない。最も手軽な解決方法は、全病院が患者の情報を記録する際に、Google Docs スプレッドシートを使うことである。
- 形式が統一されたスプレッドシートに、各医者が診察日、診察結果、処方箋、薬等を記入する。
- 患者が別の病院で受診する場合は、患者がGoogle Docsをその病院と共有設定する。
これだけのことで、患者は全ての診察結果の情報を簡単に一生管理することができる。
ただ既に多くの電子カルテシステムが多くの病院で導入されており、それらを捨てる必要があるため、ITベンダーと関係者からの反発が予想される。しかしGEヘルスケア等の有力な企業であれば、他の企業、医師会、製薬会社、政治家等を巻き込み、実現に向けて前進することができると考えられる。
またITベンダーはGoogle Docsに記入された情報を病院内のモニターに上手く出力し、看護士の業務を支援するシステム等を開発、販売することができるだろう。
2. 投与すべき薬の選択方法
患者に投与する薬は、MRにより勧められた薬の中から医者が病状に適したものを選択している。しかし、MRにより勧められた薬のバリエーションが少ない等の場合、病状に最適な薬が投与されない可能性が高い。しかしそもそも病状が特定できれば、投与すべき薬は自動的に選択できる。もちろん、ひとつの病状に対して複数の製薬会社が薬を販売しているため、複数の薬から選択する必要はある。
病状に最適な薬を選択するには、全ての薬と各薬が対応する病状を集約したデータベースの方が、知識の限られた人間よりも遥かに適している。つまり、医者が患者の病状を特定し、データベースに病状を入力したら、投与すべき薬の一覧が表示され、その中から患者が(医者と相談しながら)薬を選択するということである。現在でも、おくすり検索等のWebサービスがあるため、それらの中で最も優れたサービスに、より多くの薬と病状の情報を入れたり、情報の正確性を高めたりすることで上述のデータベースが出来上がる。ただ、市販されている薬の一覧とそうではない薬の一覧は別のデータベースとして扱った方が効率的である。
3. 患者にとっての最適な対応
医療の最大の目的は不健康な人を減らし、健康な人を増やすことである。病院等の医療機関は、不健康な人を減らすことに強みがあるが、健康な人を増やすことは得意ではない。そこで、病院に来た人を、スポーツジムやヨガ教室、各種文化的な活動をする団体等の活動に参加するように促すことで、医療の目的のひとつが達成できるようになるだろう。