January 27, 2012
PCの最低限のセキュリティ対策

セキュリティの分野は弱いが、ITに詳しくない人があまりにも心配され過ぎる現状を多く見ることがあるため、まとめておく。

最も手軽で重要なセキュリティ対策は、Macを使うことである。Windows PCにセキュリティソフトを入れるという手法はお勧めできない。セキュリティソフトによりPCの性能が落ちやすく、セキュリティソフトの更新等の作業は、ユーザのすべき作業ではないからである。

セキュリティ対策の基本的な考え方は、インフルエンザ対策と同じく、基本的な体調管理(手洗いうがい、規則正しい生活、食事)をすることである。インフルエンザの注射を打つかどうかは、人や生活環境によるだろう。しかしそれ以上に、基本的な体調管理が重要なのである。

では、セキュリティ対策としての基本的な管理とは、何か。

  • パスワードを自分だけが知っているようにする。(できれば紙のノートにまとめる。)
  • パスワードを定期的に変更する。
  • アプリケーションは最新のバージョンで使う。
  • アプリケーションは可能な限り優れた企業によるクラウドサービスを使う。
  • 怪しいサイトでは個人情報、メールアドレス、クレジットカード番号等を入力しない。
  • 怪しいサイトではコンテンツをダウンロードしない。
  • エロいサイトでは無料の写真や動画は少ししか手に入らないと割り切る。自分だけ特別に、多くの写真が閲覧できたり、5分以上の動画が閲覧できたりすることを期待しない。(優良なサイトから有料でコンテンツを買うこと。)

次に、よく心配される点であるが、個人情報等をどこまで公開しても大丈夫なのかという疑問がある。結論としては、パスワードとクレジットカード番号以外は公開しても、問題はほぼ起きないということである。

もし個人情報を公開したことで、確実に被害が出るのであれば、誰も芸能人や著名人にはなれない。彼らは多くの個人情報を公開しているが(人によっては身体のライン以上を公開しているが)、多くの被害は出ていない。ただ、ある著名人が多くの人の反感を買うような言動や行動を取った時に、良からぬ行為をする人がいるのは事実である。しかし被害が生じるのは、あくまでも反感を買ったのが著名人だからであり、実質的に無名の我々は、良からぬ行為をする人に相手されないため、被害は生じないのである。

ブログをしていない人が、「ブログをするとすぐに炎上して、トラブルに巻き込まれる」ということを言ったのを聞いたことがある。その人が大企業勤務で、企業アカウントでブログを始めるのではない限り、何を書いても炎上することは、現実的にはあり得ない。多くの人は無名の人を相手にするほど暇ではないのである。

January 23, 2012
祝、大津市民の選択

大津市民の数割の人は非常に勇気ある選択をされた。その結果として越直美氏が、日本最年少女性市長になることとなった。嘉田由紀子滋賀県知事とともに女性の力で滋賀県の政治が刷新されることだろう。もちろん、足を引っ張るだけの政治屋は滋賀県にも多い。多くの市民、県民の各個人が余暇時間の3%を使い、議会の状況、政治家の発言、テーマ等を学び、twitter等で市民の声を上げることで、足を引っ張る政治屋を無力化させることができる。

協力な支持基盤のある大阪のように、すんなりと政治と行政が変わるということは、残念ながら大津では考えづらい。だからこそ、有権者の監視と支援が重要なのである。

大阪を中心として政治、行政、そして国の一部の形が変わろうとしている。方法やスピードは違えども、滋賀も優秀な人材が政治の世界に浸透されることで、変わろうとしている。

近い将来において、課題先進国、日本が優れた政治家を多数輩出することで、世界の政治に貢献できるようになるだろう。その際に、大阪とは違う形で政治のあり方を変えた例として、越直美氏の活躍が光ることになる。(橋下徹大阪市長と越直美氏の対比記事

その時にあなたが関与した行為が、投票ということだけではあまりにも水くさい。そこで、10年後を見据えて、世界に胸を晴れる趣味として、政治と行政の監視と支援をされることを強くお勧めする。

January 19, 2012
滋賀県大津市長選挙に行きましょう

滋賀県大津市長選挙の3名の候補者のホームページ等にて、政策、主張、活動内容、人物像等を確認後、2012年1月22日の投票に行かれることをお勧めします。

  1. 越直美氏:ホームページ  twitter  facebook
  2. 東昌子氏:ホームページ  twitter
  3. 目片信氏:ホームページ(個人  市役所Wikipedia

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December 6, 2011
日本が医療先進国になる土台

サクっとGEヘルシーマジネーション大賞の1次審査に漏れたので、ブログに掲載する(涙。

東日本大震災が起ころうとも起こらずとも、日本の医療現場には大きな問題がある。

1. 電子カルテシステム

情報化社会にもかかわらず、未だに個々の患者の診察結果等の情報が一元管理されていない。最も手軽な解決方法は、全病院が患者の情報を記録する際に、Google Docs スプレッドシートを使うことである。

- 形式が統一されたスプレッドシートに、各医者が診察日、診察結果、処方箋、薬等を記入する。

- 患者が別の病院で受診する場合は、患者がGoogle Docsをその病院と共有設定する。

これだけのことで、患者は全ての診察結果の情報を簡単に一生管理することができる。

ただ既に多くの電子カルテシステムが多くの病院で導入されており、それらを捨てる必要があるため、ITベンダーと関係者からの反発が予想される。しかしGEヘルスケア等の有力な企業であれば、他の企業、医師会、製薬会社、政治家等を巻き込み、実現に向けて前進することができると考えられる。

またITベンダーはGoogle Docsに記入された情報を病院内のモニターに上手く出力し、看護士の業務を支援するシステム等を開発、販売することができるだろう。

2. 投与すべき薬の選択方法

患者に投与する薬は、MRにより勧められた薬の中から医者が病状に適したものを選択している。しかし、MRにより勧められた薬のバリエーションが少ない等の場合、病状に最適な薬が投与されない可能性が高い。しかしそもそも病状が特定できれば、投与すべき薬は自動的に選択できる。もちろん、ひとつの病状に対して複数の製薬会社が薬を販売しているため、複数の薬から選択する必要はある。

病状に最適な薬を選択するには、全ての薬と各薬が対応する病状を集約したデータベースの方が、知識の限られた人間よりも遥かに適している。つまり、医者が患者の病状を特定し、データベースに病状を入力したら、投与すべき薬の一覧が表示され、その中から患者が(医者と相談しながら)薬を選択するということである。現在でも、おくすり検索等のWebサービスがあるため、それらの中で最も優れたサービスに、より多くの薬と病状の情報を入れたり、情報の正確性を高めたりすることで上述のデータベースが出来上がる。ただ、市販されている薬の一覧とそうではない薬の一覧は別のデータベースとして扱った方が効率的である。

3. 患者にとっての最適な対応

医療の最大の目的は不健康な人を減らし、健康な人を増やすことである。病院等の医療機関は、不健康な人を減らすことに強みがあるが、健康な人を増やすことは得意ではない。そこで、病院に来た人を、スポーツジムやヨガ教室、各種文化的な活動をする団体等の活動に参加するように促すことで、医療の目的のひとつが達成できるようになるだろう。

  |   URL: http://tumblr.com/ZE7nXyCto1PR
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December 2, 2011
中田宏 「政治家の殺し方」

本書、政治家の殺し方は、自浄作用の働かない環境が人を「鬼」にする様子と原因がまとめたものである。事実無根のスキャンダル記事、足をひっぱることしかしない議員発言、反社会的組織による迷惑な街宣車活動、市役所職員による脅迫メール(実名入り)等、自分の身の安全が確保され過ぎた人が、反社会的で、反建設的で、非常識な行動を取り、そのおかしさにご自身が全く気がつかないようになってしまっているのである。

そのような「鬼」の行動は、「人間」と「人間」の社会的信用を著しく傷つける。事実無根であってもマスコミが延々と報じることであれば、「もしかしてその報道は正しいのかも?」と多くの人が思うようになるだろう。そして後に記事が事実無根であったと裁判所等で証明されても、その証明された事実を知る人は極めて少ない。なぜなら、マスコミはそれを大々的に報じないからである。また多くの人の注意・関心は別のものに移っているからである。

「悪貨は良貨を駆逐する」を本書に照らして言い換えると、「鬼は人間を駆逐する」ということになるだろう。

「鬼」の事例として注目すべきものは、市役所職員による一部賃金取戻請求による訴訟である。p.127

職員の通勤定期は、法令により1ヶ月単位で支給されていた。しかし6ヶ月単位の支給の方が、6ヶ月単位の定期を買うことになり、割引が大きくなり、経費削減になる。また人事異動は年1回なので、定期を6ヶ月単位に変更しても問題はない。

しかし、6ヶ月単位の支給に変更したら、1人の職員から反対された。なぜか? 多くの職員は1ヶ月単位の支給にかかわらず、6ヶ月単位の定期を購入し、差分を「お小遣い」にしていた。そのお小遣いがなくなるために、1人の職員が反対したからである。しかもそのお小遣いのために訴訟までしたのである。

もちろん、約3万人の職員もいれば、数十人ほど、まともではない人がいても不思議でない。しかし職員がいかに不合理なことで市長を訴えてもその職員がクビにならないという環境だったからこそ、上記のような訴訟は成立したのである。

人が安心して、目の前のことに集中できるためには、安全な環境が必要不可欠である。しかし、安全過ぎる環境は人を「鬼」にするのである。また安全過ぎる環境は他者の犠牲に成り立つことが多い。安全過ぎる環境が当たり前の「鬼」にとっては、その環境を破壊する者は侵略者であり、排除すべき存在と映る。そして他者への犠牲は拡大するのである。

本書では「鬼」退治の方法があまり書かれていないが、方向性として個人、民間、地方、国家のあらゆる意味において「自立」することが提唱されている。p.193 逆に現在としては、国家はアメリカ依存で、地方は国依存、民間や個人は公的依存なのである。

他者が自分のために何かをしてくれるという期待から始まり、期待が膨らみ、依存が生まれる。その依存が過度になると、依存体質になり、自発的な行動をすることができなくなる。そこで、そのような負の循環を断ち切ることこそが、今の政治家に求められていることである。

浦島太郎の鬼退治は昔話だけでなく、現在の話でもあるのだ。